Googleが内部で採用しているページランクと、外部のユーザーが見れるページランクが別だということは周知の事実だと思います。
またユーザーが見ることができるページランクは3~4ヵ月程度の期間で更新されるため、リアルタイムなものではありません。
上記の理由から、一般的なページランクとサイトの検索順位は連動しないとよく耳にします。
今回はその仮説に、統計学の二変量解析を用いて分析し答えをだします。
※二変量解析とは
2つの項目(統計用語では変数)間に規則的な関連性があるかどうかを調べる分析方法です。
たとえばAとBという変数があるとして、Aが増えればBも増えるという関係性があれば、AとB
は"相関している"と判断されます。
今回は、Googleで「SEO対策」と検索して、出てきた上位100サイトの、順位とページランクの
相関関係を二変量解析により分析しました。
結果は以下のような散布図になります。
もし相関関係が強ければ、散布図上で点は右上がりもしくは右下がりの直線を描きます。
今回の散布図上の点はプロットエリア上に散らばっているので、この時点でそれほどページランクと検索順位の間に相関関係がないことが視覚的に理解できます。
相関の度数を客観的に評価するものとして、相関係数と呼ばれる指標があります。
※相関係数とは
相関係数とは相関関係の度合いを客観的にあらわす指標です。
0~±1の範囲の値を取り、算出後±1に近い数値が出れば、"相関関係が強い"逆に0に近い数値を取れば"相関関係が弱い"と判断することができます。
一般的に統計の世界では、下記程度の目安で数値を判断します。
R(相関係数)<0.3 ...小さい
0.3
今回の相関係数を算出したら、
相関係数:-0.23
となりました。
上記で紹介した目安から判断すると、ページランクと検索順位は相関関係が小さい(あまり相関がない)と判断できます。
また数値では-(マイナス)の値が算出されましたが、マイナスとは負の相関を表し、Aの数値が上がると、逆にBの数値が下がる関係を表します。
つまりここでは、ページランクが高いほど逆に順位は下がっている、というおかしな傾向が出ています。
(しかし相関係数は小さいので、今回調査した業界特有の偶発的な傾向である可能性もあります。)
これでページランクと検索順位は直接的な因果関係がないと分析できました。
一般的にページランクを決める指標は、外部リンクのページランクの割合と数なので、それらはGoogleにおいてそれほど上位表示に影響を与えないのではないかと仮説立てることができます。
しかしもしGoogleが外部リンクという要素を完全に評価の対象外としているのであれば、サイト同士を明確に差別化しランキングづけることが困難になると考えられるので、なんらかの条件or状況の外部リンクは上位表示に貢献させているのではないかと考えています。
それは例えば、1)リンク掲載の継続性 2)リンク掲載されている場所 などの仮説が考えられます
よって外部リンクを掲載する際に、ただ数を増やすのではなく、Googleに評価されるように行う必要があります。
スタイルリンク 技術チーム




